シニアを迎えたワンちゃんは、次第に体を動かすことをしなくなってしまいます。
1日のほとんどの時間、眠っていたり、若い頃には行きたがっていた散歩にも行きたがらなくなることもあります。

我が家のバロンも最近は寝てばかりで元々散歩嫌いが、より外に出たがらなくなりました(>_<)
これを老化だから仕方がないと諦めてしまうと、愛犬は徐々に体を動かすことができなくなり、最終的には寝たきりになってしまいます。
そうなると、飼い主や家族に対する負担も大きくなります。
そのためには、できるだけ体を動かして筋力が低下しないようにすることが大切なのは言うまでもありませんが、
ただ、若い頃のように身体を動かせなくなってきている愛犬に、ガンガン無理矢理動かすことは飼い主としても心が痛いですし、そもそも我が家のバロンにはムリ!
そこで大切になってくるのが、マッサージやリハビリです。
☑シニア期におすすめ老犬ドッグフード一覧
老犬におすすめドッグフード
粒の大きさや硬さで厳選!老犬や小型犬に最適なドッグフードをご紹介
- 老犬の後ろ足が震えだしたら注意
- シニア期のマッサージの大切さ
- リハビリ方法
今回は、そんなシニア期を迎えたワンちゃんにおすすめのマッサージや、リハビリ方法を紹介していきます。
老犬は後ろ足から弱る!足がぷるぷる震えだしたら要注意


シニアを迎えたワンちゃんは、後ろ足から弱ってくるといわれています。
足が震えてくる理由としては、筋力の低下が考えられます。
シニアを迎えたワンちゃんはかつての若い頃のように元気に走り回ることが少なくなっていきます。
歩く速度も遅くなり、階段の上り下りも辛くなってきます。
その結果、筋力が衰えてきてしまい、足が震えてしまいます。



ただ、病気や怪我でも足が震えてくることもあるので、一概に老化だと決めつけるのはよくないよ。
なので、足が震える以外に症状がないかもチェックしておくと安心!
見逃すな!筋力の衰えのサイン


筋力の衰えのサインとしては、以下の傾向が多くなります。
- 座る時にきちんと座れずに横座りをする
- 横たわる時に勢いよく横たわることが増えてきた
- 階段の上り下りがしにくくなる
- 横たわっているところから起き上がるまでに時間がかかる
- 歩く際に背中を丸めたような姿勢をとって歩く
- 太ももが痩せる
- 肩付近や骨盤周りの骨が浮いてくる



こうしたサインが確認された場合には、老化が進んできたということでシニアを迎えた老犬ワンちゃんに対するケアをしっかりと行っていくことが大切になります。
飼い主が行う犬のリハビリ方法5選!癒やし効果抜群
運動量が少なくなってしまうために、筋力が低下してしまう老犬のリハビリに効果的なのが「マッサージ」です。
「マッサージ」にはいくつかの方法があるので、解説していきます。
①軽撫法
ストローキングとも呼ばれるやり方で、最もベースとなるマッサージ方法です。
マッサージの前後や、違うマッサージを行う前に使用すると効果的とされています。
やり方は非常に簡単!
軽撫法という名前を知らない飼い主さんでも、無意識にワンちゃんを撫でていますよね。



実は、それが 軽撫法マッサージだワン。
被毛の上に軽く手を乗せて、優しく撫でるようにして様々な方向にマッサージ!
基本的には、体の中心から肢先に向けて行っていきます。
このマッサージの目的は、不安や緊張を和らげたり、緊張した筋肉を緩めたりすることです。
②軽擦法
エフルラージュとも呼ばれる方法で、軽撫法よりも少し力を加えたマッサージになります。
体の表面に最も近いリンパ節をマッサージしていきます。
このマッサージの目的は、軟部組織の可動域の維持や筋肉のストレッチ、むくみの軽減などがあります。
③圧迫法
プレッシャーと呼ばれる方法で、皮下組織や筋肉をリズミカルに圧迫したり開放したりを繰り返し行うマッサージです。
- 血流とリンパ液の流れを促進
- 皮膚感覚の活発化
- 筋肉の緊張の低下と弛緩
などが目的で行われます。
ゆっくりと圧迫していき、その圧迫した時間と同じ時間をかけてゆっくりと開放していきます。
また、力を入れて行うマッサージですが、力の入れ過ぎには要注意!
愛犬が痛いと感じるほど圧迫してはマッサージの意味がないので、愛犬の様子を見ながら痛くない程度に力を入れてマッサージを行うようにします。
④揉捻法
ペトリサージュと呼ばれる方法で、文字通り皮膚や筋肉を揉んだり捻じったりする方法です。
この方法の目的は、血流の促進や瘢痕組織を柔らかくすることです。
特にシニア期を迎えた老犬ワンちゃんに効果がある場所として、尻尾の付け根があります。
この付近は神経細胞が集中しているので、強く揉んだりするのではなく、優しく揉むようにマッサージをするようにします。
また、肢先や肉球も軽くつまむようにマッサージするのも良いです。
⑤叩打法
テイポットメントと呼ばれる方法で、手で体を叩くマッサージです。
- 手の平を丸くして叩く「カッピング」
- 力を抜いた手首をリズミカルに動かして空手チョップをするように叩く「ハッキング」
などといった方法があります。
このマッサージの目的は、緊張が低下した筋肉の活性化です。
前足、胴体、後ろ足を補助するおすすめグッズ


ハーネス
足腰が弱くなり、若い頃のように元気に歩き回ることができなくなったワンちゃんのためのもので、ハーネスを付けてそれを飼い主さんが支えてあげることで歩くことをサポートしてあげるものです。
自分の足で歩く事ができるので、ワンちゃん自身も楽しむ事ができ、筋力の低下も防ぐ事ができます。
また、歩くことで脳が刺激を受けることで、最近多くなってきている認知症の予防にも効果があるとされています。
このハーネスは歩行の補助だけではなく、体を動かす時にも効果を発揮します。
小型犬や超小型犬の場合はそこまで体重がないので飼い主や家族も問題なく動かす事ができますが、中型犬以上の犬種の場合は人並みに体重がある犬種もいます。
そんな犬を動かすのは非常に大変です。
そんな時にハーネスを利用すると、あまり負担なく体の位置を動かす事ができ、飼い主や家族の体への負担が少なくなり、日々の生活がより快適なものとなります。



ハーネスには以下のタイプがあり、筋力の衰えが激しく、支える必要がある場所に適したタイプを得選ぶことが大切だよ。
- 前足を支えるタイプ
- 後ろ足を支えるタイプ
- 体全体を支えるタイプ
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車椅子
足腰が弱くなったワンちゃんのための補助グッズとして「車椅子」があります。
歩くことが大変となってはいるものの、まだ足を動かせるワンちゃんに向いている補助グッズです。
ハーネスと違って飼い主の補助は必要ではなく、ワンちゃん自身が自分の足を動かして動く事ができるので、筋力のアップも見込める上に、自分の足を動かして好きに動けるのでワンちゃんのストレスも軽減できます。
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※人気品のため一次的に品切れのケースもあるようですが、随時入荷されます。
カート
様々なライフステージのワンちゃんで飼養されているカートは、歩くことが難しくなったワンちゃんの補助グッズとしても使用することができます。
歩くことが難しくなったものの、ずっと家の中だけではワンちゃんにとって大きなストレスです。
また、飼い主や家族がずっと抱っこをして出かけるのは非常に大変!
そこでカートを利用することで、ワンちゃんは外に出かけて日光浴もする事ができ、自然の匂いや風を感じることもでき、ストレス解消に繋がります。
また、飼い主としても愛犬と楽に出かける事ができ、かけがえのない思い出をつくることもできます。





散歩嫌いなので、我が家でも今検討しているところです。また購入した際にはコチラでご報告しますね^^
まとめ


シニアを迎えると外に出たがならなくなりますが、一切外に出ないことは健康面でもよくありません。
一層身体を動かす機会がなくなってしまうので、無理をさせない範囲で外には出掛けることは大切です。
そのために、ハーネスや車いすなどの補助グッズを最大限活用して、愛犬に無理がない範囲で一緒に出掛ける工夫は必要ですね。
愛犬の様子を見ながら、嫌がっている場所はないか、できものはできていないか、マッサージしながらチェックしてあげてください。
病気や怪我をいち早く発見することも、愛犬と少しでも長く一緒に生活を送るためには大切です。