
蒸し暑い梅雨の時期は、人も過ごすことが億劫になることがありますが、犬も過ごしにくい時期です。
特にシニアを迎えたワンちゃんにとっては1年を通じても過ごしにくい時期になので気をつけてあげてくださいね。
また、過ごしにくいだけではなく、体調をも崩しやすくなります。
犬は言葉を使って体調の悪化を訴えることはできないので、飼い主や家族がしっかりと観察して対処する必要があります。
- 梅雨時の過ごし方とおうちケア
- 蒸し蒸し時でも快適に過ごすためのコツ
- 雨の日の散歩は?
今回は、過ごしにくい梅雨の時期のシニアのワンちゃんに起こる体調を崩す原因や、その対策などについて紹介していきたいと思います。
湿度で増える体調トラブル


湿度が高すぎたり、低すぎたりすることでワンちゃんに起こる体調のトラブルとしては、熱中症を発症するというものがあります。
熱中症は屋外だけではなく室内でも起こる危険性があり、放置すると命に関わることもある怖い病気です。



他にも、脱水症状を引き起こしたり、耳や皮膚に炎症が起きたり、呼吸器系の異常が起こる危険性もあるよ。
湿度が高いときの老犬おうちケア


シニア期を迎えたワンちゃんのケアには気を遣いますが、さらに蒸し蒸しと湿度が高い場合、
おうちでのケアにはどういったものがあるのか、注意点を交えながら、3つほど紹介していきます。
①エアコン
湿度が高く気温自体は高くなくても、エアコンで室温を下げれば湿度自体も低くなります。
これなら、シニア犬でもおうちで過ごしやすくなります。
気をつけたいのは気温が高くない状態だと、パンディングをしても上手く体温調節ができなくなります。
パンディングは、体内にたまった熱を唾液と一緒に気化させて体温を下げるので、気温が高くないと唾液が出ずに熱が体内に籠もってしまいます。



なので、気温が高くなくても湿度が高い場合にはエアコンで過ごしやすい環境にしてあげてください。
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②ブラッシング
ほとんどの犬は被毛に覆われています。
この被毛は寒さをしのぐためには抜群の効果を発揮しますが、梅雨の時期には蒸れやすく、皮膚疾患の原因にもなりやすいのです。
そこで、おすすめしたいのがブラッシング!
こまめにブラッシングをすることで被毛の通気性を上げることができ、皮膚疾患を予防します。
じめっとした梅雨の時期を快適に過ごせれます。
③食事管理
梅雨の時期は湿度が高く、細菌などが繁殖しやすい時期です。
朝にあげた食事をそのままにしてワンちゃんがお腹が減った時に食べれるようにしていませんか?
そのような行為は、食中毒になってしまう危険性があるので止めてくださいね!
また、そのままにはしておかなくてもフードの袋が密閉になっていない場合には、酸化してこれも食中毒の危険性が高まります。



なので、しっかりと密封できる容器で管理し、食餌をそのままにはせず食べない場合には片付けるようにしましょう。
犬が暑いと感じる温度は人間と同じではない
ワンちゃんは人間とは違って、被毛に覆われています。
ですから、人と同じ温度を熱いと感じるわけではありません。
雨の日でも散歩は必要?


雨の日の散歩はワンちゃんによっても変わってきます。
雨であっても関係なく行きたいと思っているワンちゃんは、できるだけ散歩した方がいいです。
行かないとストレスが溜まってしまい、問題行動に出る場合もあります。
また、散歩好きなワンちゃんでも雨の降り具合で、散歩コースを少し短くするなどの工夫も大切です。
その際、身体を出来る限り濡らさないようにレイン・コートを着せてあげるのもおすすめです。



可愛い機能的なレインコートはたくさんあります。


老犬が梅雨時でもおうちで快適に過ごすためのコツ


シニア期を迎えたワンちゃんが梅雨の時期でもおうちで快適に過ごすためには、ワンちゃんにとって過ごしやすい環境を整えてあげることが重要です。



室温は25℃くらい、湿度も40~60%くらいになるような設定が必要だワン。それからエアコンだけではなく、除湿器も一緒に使用する方法もありだよ。
梅雨の時期は室内にいることが多くなるので、室内遊びなど、外に出れないストレスを少しでも軽減してあげる工夫も要りますね。
おもちゃで遊んだり、ワンちゃんが頭を使って遊べるような知育おもちゃなどもおすすめ♪


まとめ



梅雨の時期は人間も犬も過ごしにくい時期なので、快適に過ごせれる工夫が必要にりますね。
特に免疫力が落ちてきている老犬とっては過ごしにくい季節なので、愛犬の体調に合わせて生活環境を見直して上げてください。
愛犬の様子をしっかりと観察して体調を崩していないかをチェックし、異変を感じた場合には動物病院で診察を受けるなどの対処も重要になってきます。
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